専業主婦、と言えば「毎日のごはん作り」はやるべきことのひとつですよね。
私は、もともと料理が好きだし、食べることも大好き。
なんなら「煮物上手いね」とか「料理上手だね」と言われてきた方だと自負していました。
でも、今の私はごはん作りのいっさいがイヤになってしまっています…。
今回は、専業主婦だけど「ご飯を作りたくない」という気持ちを成仏させるため、私が10年間向き合って来た心境と対処法について解説します。
少しでも、参考になれば幸いです。
専業主婦がご飯を作りたくない心境①永遠に続くごはん作りがイヤ
毎日のごはん作りは、基本365日休みなく続きます。
夫や子供がお昼時間帯はいなくても、最低朝・夕はごはん作りをしなければなりません。
節約している場合は土日もなるべく自炊、、というご家庭も少なくないでしょう。
もし休日のランチだけ外食した場合も朝・夕は作らなければなりません。
1食休んだくらいで、リフレッシュできる度合はたかがしれています。
完全に1日ごはん作りをやらない、という日は専業主婦にはほとんどありません。
その心理的圧迫は、やったことのない人にしか分からないものです。
専業主婦がご飯を作りたくない心境②ひと言に「作る」といっても作業膨大
「ご飯を作る」と一言に行っても、作業工程はとても多いです。
私の場合ですが、
- 1週間の栄養を考慮した献立を考える(朝・夕)
- 買い出しに行く
- 食材を用意する
- 食材をカットする
- 調味液を作る
- 調理する
- 盛り付けする
- 後片付けをする
- キッチン内の調味用等、消耗品の在庫を管理する
たくさんありすぎます(笑)
100%自炊だと、どの工程もカットできません。
手抜きしようと思えばいくらでもできますが。
食事において、
- 栄養面
- 食べる楽しみ
の2つを満たそうとすればするほど、手間と時間は増えて行きます。
専業主婦がご飯を作りたくない心境③家族に異なる好き嫌いがある
家族全員同じメニューで満足してくれれば楽ですがそうもいきません。
- 子どもはパンが好きだけど、夫はご飯派。
- 上の子は麺が好きだけど、下の子は麺が嫌い。
- 大人用に辛口、子ども用に甘口とカレーを2種類作る。
などの食事問題に直面したことがある人もいるのではないでしょうか。
すべて1つのメニューに統一して家族に妥協してもらっちゃえばいい話なんですが。
子どもが小さいと、作られたご飯をありがたくいただくなんて発想はなく「食べない」という強行手段に出ます。
もちろん赤ちゃんがいれば、離乳食や幼児食を成長に合わせて別に用意しなければいけませんよね。
夫の母(義母)が手作り派で、シチューはルーから手作りの家庭で育った、外食はほぼなしで自炊99%で育った、なんて状況だと手抜きがどこまで許されるのか分かりません…。
自炊のプレッシャーがすごすぎます。
場合によって家族別々のメニューを作らざるを得ないシチュエーションがあり、専業主婦のごはん作りを難航させます。
専業主婦がご飯を作りたくない心境④栄養も考えないといけないのがツライ
毎日のごはんが温めるだけのレトルトカレー。
またはお湯を注ぐだけのカップラーメン。
家族の健康を管理する主婦は、そんなわけにはいきません。
毎日の食事の積み重ねは、健康な体を作る基本なのは誰もが知っています。
エネルギー・タンパク質・脂質・野菜(食物繊維、ビタミン類)を考えて献立を組みます。
DHA・EPAの体に良い不飽和脂肪酸を取るため主菜の肉・魚を適度に交代させ、
ミネラルのことも考えて海藻や海の物を副菜に織り交ぜ、
野菜からのビタミンの種類も念頭に置いていろいろな野菜を使用し、
栄養バランスを献立に散りばめる。
という作業を常に頭でやることになります。
知らなくても、主婦なら知っている知識をフル回転させて栄養のある献立を考えます。
(買いものという家事と予算の兼ね合いも必要)
専業主婦がご飯を作りたくない心境⑤大変な献立作成と買い物が連動している
毎日のごはん作りには必ず「献立作成」が付きまといます。
一汁三菜までは行かなくとも、一汁二菜は用意したいところ。
※一汁二菜…主食・汁物・主菜・副菜1品
そうなると、1日朝晩の2回主食・汁物・主菜・副菜と4品をバランスよく考えることになります。
料理の味付けも毎回被らないように決め、
- 朝・晩の1日2回の献立を考える。
- 献立には家族の好き嫌いを考慮する。
- 主食・汁物・主食・副菜の味のバランスを考える。
献立を考えるだけでやることはいっぱいあり大変です。
また、季節や時期、スーパーによって、食材の値段がかなり変わります。
- 予算内に献立の買い物をする。
- あるいは、決められた食材(予算)から献立を考える。
こちらも合わせて家事としての連携が必要です。
予算内での食材購入・献立作成の一連の作業となり切り離せず常にのしかかっている状態になるのが大変なんです。
いまは専業主婦ですが会社勤めの頃、上司にいきなり「どうせいま夕飯の献立のことでも考えてるんだろ?」と言われたことがありますが。
そうですけど、だから何?主婦は働いて帰ってからも食事作りが待ってんだよ。
と、出来るなら言い返したかった思い出です(笑)
専業主婦がご飯を作りたくない対処法①外食にする
専業主婦がご飯を作りたくない、の対処法についてまず浮かぶのが「外食」です。
外食にしてしまえば、ママも子どもも家族全員ハッピー!
外食ってやっぱり美味しいし、いつもと違う環境での食事は楽しいです♪
ただ、お金がかかるという精神的ストレスと子どもが小さいと座って食べさせるのが大変という2点のデメリットがあります。
専業主婦がご飯を作りたくない対処法②中食にする
2つめの「ご飯作りたくない」の対処法が中食にする、です。
スーパーのお惣菜を買って帰れば、家でゆっくり食べるだけ♪
料理もしなくていいので専業主婦にとって最も手軽な対処法ではないでしょうか。
デメリットとしては、スーパーで子どもが余計なものを欲しがる、食品をレンジであたためたり、配膳したりと意外と家事工程があるという2点です。
専業主婦がご飯を作りたくない対処法③栄養を無視する
ご飯を作りたくない時の対処法として「栄養を無視した食事にする」があります。
真面目な方ほど「野菜を用意しなきゃ」とか「子どもにはせめて体に良さそうなものを」とか考えて抵抗があると思います。
しかし1年間で取る食事は1日3回×365日分、1095回です。
私はそのうちの数回、むしろ十数回栄養を無視しても良いのではないかと思うようにしました。
一番助かった栄養無視メニューは、
- 焼きそば(具はもやしとソーセージのみ)
です。
料理が簡単で子どもが喜び、かつ経済的な栄養無視メニューです。
デメリットの「栄養無視」よりメリットの方がはるかに高い対処法メニューだと思っています。
専業主婦がご飯を作りたくない対処法④インスタントに頼る
専業主婦がご飯を作りたくない対処法として、カップラーメンなどインスタント食品を頼って乗り切るという方法があります。
レトルト食品の使用も、栄養が偏るというデメリットがあります。
しかし、手軽で簡単に料理の負担を減らしてくれる優れもの。
中食のように購入して帰宅しなくても、家にストックしてあることが多いので家から出ずに簡単に材料が揃っていることが多いのもいいところです。
上手に利用して「ご飯作りたくない」を乗り切ってきました。
わが家の良く使うレトルト食品は、
- レトルトのミートソース(パスタは茹でる)
です!子どもが大好きなので、お世話になっています。
専業主婦がご飯を作りたくない対処法⑤家族に作ってもらう
専業主婦がご飯を作りたくないの対処法として、家族に作ってもらうという方法もあります。
旦那さんにお願いしてみると、意外とやってくれることも。
「ご飯を作りたくない」という気持ちで専業主婦が追い詰められていれば、得意料理をふるまってくれるかもしれません。
わが家では、大阪出身の夫にたこ焼きを作ってもらいます。
また、子どもが大きくなってきたら、ゲームとして調理を手伝ってもらったり、シンプルにお手伝いをお願いしてみると張り切ってやってくれることもあります。
支え合うのが家族なので、たまには頼ってみるのはどうでしょうか。
専業主婦がご飯を作りたくない対処法⑤作業工程を外注する
ご飯を作りたくない対処法として「ヨシケイ」や「コープデリ」などにあるミールキットを使用するのもおすすめです。
実は料理する労力の半分は野菜の下ごしらえ・食材のカットの時間です。
そして、ミールキットは献立も決まっているので買い物・献立を考える・料理カットするの3つを短縮できます。
また、家事代行で料理自体を代金を払って代行する、というやり方もあります。
デメリットとしては、料金がかかるというところです。
「お試し」であれば安く済むので、まずはお試しで乗り切るというのもアリです。
自分で機嫌を取りながら、手を抜いて乗り切ろう!
いったん「毎日のご飯作り」がイヤになってしまうと、なかなか気持ちが切り替えられないですよね。
私の場合は専業主婦と言えども、息抜きや生きがいを感じられないと日々の家事育児に活力を持って乗り切れないと結論付けました。
専業主婦だって、人間です。
今回ご紹介した対処法以外にも、自分でご機嫌を取るために何か購入したり、趣味の時間を作るのも私には効果的でした。
ぜひ、たまには自分を甘やかしながら「ご飯作りたくない」を乗り切って行けると良いですね。