私の60代の母親が最近「毎日のごはんがめんどうに感じている」と話していました。

お父さんも定年退職したよね。いつも家で何食べてるの?



ん~?適当にお父さんと食べてるよ~。
今回は60代の母親に話を聞きながら、
60代の方向けに「ご飯が面倒くさい」と感じる理由や、「ご飯をラクにする方法」をお伝えしていきたいと思います。
- 60代の方が「ご飯を作りたくない」と思う原因
- 60代の方が「ご飯を作りたくない」時に楽に乗り切るためのテクニック
- 60代の方が「ご飯を作りたくない」時に栄養面で注意したいこと
- 60代の方が「ご飯を作りたくない」時に利用したいサービス
現在40代の私よりも、確実に身体的にご飯作りのハードルが上がっていると思います。
60代の親世代の方が少しでも楽になってくれたら幸いです。


- 小学生2人がいる4人家族
- 一人暮らし6年/共働き5年/専業主婦5年
- 保育園栄養士の経験あり
- 管理栄養士の資格あり
- 食べるの大好き♪元料理好き
- 突然ご飯作りがイヤになっている最中
60代で「ご飯作りたくない」と感じる4つの理由


60代に入って「もう毎日のご飯づくりがつらい」「できるなら誰かに任せたい」と感じていませんか?
実はこの気持ち、多くの方が感じていることです。
特に体の変化やライフスタイルの変化が大きい60代は、今までと同じように料理をこなすのがだんだんしんどくなって当然なんです。
ここでは、「60代でご飯を作りたくなくなる」よくある理由を4つご紹介します。
①体力・気力の低下
60代になると体力が落ち、毎日の調理で長時間キッチンに立つのがつらくなりがちです。
献立を考える気力もわかず、「毎日ご飯を作ること自体がしんどい」と感じる方も少なくありません。
②料理のモチベーション低下
子どもが独立し、「誰かのために作る」機会が減ると、料理のやる気も下がります。
一人分や二人分だけの食事作りは、材料が余ってしまい、かえって手間がかかることもあります。
そんな時は、1食ずつ選べる冷凍宅食や、放っておくだけでできる調理家電が強い味方です。
③「作るより買う方が楽」へと傾きがち
自分だけ、夫婦だけであればコンビニやスーパーで買ってしまえば、便利さに慣れて、「もう作らなくてもいいかも」と思ってしまいますよね。
しかし、60代で不足しがちな栄養素もあります。まだまだこれから健康でいるためにもバランスのいい食事が必要となってきます。
④栄養バランスは置き去りになりがち
今までは成長期の子どもや働き盛りの夫、毎日の家事を頑張る自分にと気を付けていた栄養バランス。
60代になるとひとりや夫婦だけになる家庭も多く、毎日の食事の「栄養バランス」の優先順位が低くなりがちになります。
60代でご飯を作りたくない…放置すると不足する栄養素は?


60代からの健康は、毎日の食事が土台になります。
栄養バランスの取れた食事を心がけることで、体力や免疫力の低下を防ぎ、元気な毎日を過ごすことができます。
たんぱく質不足で筋力・体力が低下しやすい
60代になると食が細くなり、たんぱく質の摂取量が減少しがちです。
筋力や体力の低下、疲れやすさを感じる方は、たんぱく質不足が原因のこともあると言われます。
意識して肉・魚・卵・豆製品を取り入れることが重要ですが、毎回調理が大変な場合は、高たんぱくの食材を意識して取り入れるとともに、吸収しやすいバランスの取れた食事を心がけることが大切です。
カルシウム・ビタミンDが不足しやすく骨が弱る
加齢とともに骨密度は自然に低下し、特に女性は骨粗しょう症のリスクが高まります。
カルシウムとビタミンDの不足は、骨折や転倒の原因にも。
牛乳・小魚・きのこ類などを意識的に摂ることが大切です。
ビタミンB群不足で疲れやすくなる
60代で意外と不足しがちなのが、エネルギー代謝を助けるビタミンB群。
これが不足すると、倦怠感や集中力の低下に繋がります。
豚肉や納豆、卵などに多く含まれていますが、毎回バランスを考えるのは大変です。
「ご飯作りたくない」60代でも続けやすい!自炊時短テクニック4選


60代で不足しがちな栄養、落ちて来た体力を考慮すると、できるだけ簡単に自炊で済ませたいですよね。
無理なく続けられて、しかも栄養バランスも整いやすい「自炊の時短テクニック」を4つご紹介します。
手軽に取り入れて、日々の食事づくりをもっとラクにしていきましょう。
電子レンジをフル活用


今は電子レンジだけで作れる、かんたんレシピが豊富です。
シリコンスチーマーや、保存もできる耐熱ガラス容器があれば、調理も片づけもぐっとラクになります。
下茹でや蒸し野菜、サラダチキンもチンするだけで完成。忙しい日でも、手軽に栄養がとれます。




ワンポット調理で作業軽減


ワンポット調理とは、ひとつの調理器具ですべて完結させる料理法。
例えば、
パスタとソースを専用容器に入れて、電子レンジでチンするワンポットパスタ。
パスタを別茹でせずに簡単に1~2人分ができあがり、そのままお皿にイン!
食洗機が使用できれば洗い物もラクチン、片付けも減らせます。


残りもので作る丼もの/トースター活用術


お肉と野菜を意識して、丼ものにすれば(たんぱく質・炭水化物・野菜類)と栄養バランスも取りやすく簡単です。
また、パンや残りものを使用してトースターで簡単に仕上げるのも時短に効果的になります。
- 残った揚げ物と冷蔵庫の野菜とたまごでカツ丼風
- パンに野菜とソーセージをたっぷり乗せたピザ風トースト
- カレーをご飯にかけて、チーズを乗せてトーストしてカレードリア
自分の好みの味付けにして、残りものをアレンジすると時短&満足度アップにつながります。
冷凍食品・レトルトの上手な活用


「今日はちょっと疲れたな」「献立にあと一品欲しいな」そんな時、冷凍食品やレトルト食品は本当に便利ですよね。
おかずだけ、など上手に活用すれば、毎日の食卓がぐっと楽になります。



美味しいものもたくさんありますよね。
ただ、これらは塩分が多めのものが多いので、毎日ではなく「週に数回」や「困った時に」取り入れるのがおすすめです
【栄養バランス&体力温存】手軽にお試しできるおすすめの宅配食3選


60代になっても、健康のためには栄養バランスのよい食事を続けたいですよね。
ご飯作りは毎日続き、栄養バランスまで考え続けるのは日々負担になります。
そんなときは、初回お試しや都度注文ができる宅配食サービスが便利です。
栄養バランスもしっかり管理されており、わざわざ買い物に出向かなくて良いので体力も温存できます。
ヨシケイ(ミールキットタイプ)


ヨシケイは、主菜+副菜の栄養バランスがとれた献立が毎日届くミールキット宅配食です。
私が利用した週は意外と洋風メニューが多く、子どもや夫にも好評だったのでした。


60代の方でも和食ばかりの宅配食はつまらない、洋食も楽しみたいという方におすすめしたいです。
必要分だけの食材とレシピがセットなので、無駄なく時短。専属栄養士監修のメニューで、たんぱく質・野菜もバランスよく摂れるメニューとなっています。
・ヨシケイ…送料無料5日分お試しセット6,000円(2024年8月注文時)
初回お試しあり・都度注文OKで始めやすいのも魅力です。


つくりおき.jp
つくりおき.jpは、プロのシェフがつくる家庭料理を冷蔵でまとめて届けてくれるサービス。
野菜を多く使った「鶏肉と根菜の煮物」「ひじきの炒め煮」など、薄味でやさしい献立がそろっており、作ってすぐ冷凍ではなく冷蔵で送ってくれて4日日持ちするというのが大きなポイントです。


コスパの面でも、献立作成+買い物+調理+掃除で13,152円かかるところ、つくりおきjp.にすると9,990円になるという計算まで出ています。
忙しい週だけスポット利用するのもおすすめです。


グリーンスプーン
グリーンスプーンは、野菜をふんだんに使ったスープやスムージーを冷凍で届けてくれるサービスです。
管理栄養士が監修し、「食物繊維」や「たんぱく質」がしっかり摂れるメニューがそろっているのが特徴。
たとえば「根菜と豆のスープ」や「ほうれん草とバナナのスムージー」など、60代の体にやさしいラインナップです。
「食が細くなってきたので、一食は質の良いスムージーで補いたい」という方にもピッタリです。
私が注文したのは冷凍食品のミールキット。
おしゃれ&ヘルシーな時短ごはんは日常の献立とは違ったワンランク上のメニューがいただけました。


【スーパーフードがたっぷり】パーソナルスムージーならGREEN SPOON!
宅配食はさまざまな理由で継続するのは大変かもしれません。
一回だけでも試してみると「ご飯を作りたくない」という気持ちがリセットされますよ。
「ご飯作りたくない」60代でも宅配+自炊併用の実用例


60代になると「体力的に毎日の自炊がしんどいけど、全部宅配はちょっと…」というのが正直なところではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、宅配食と自炊を上手に組み合わせる生活スタイルです。
曜日や体調に合わせて使い分ければ、無理せず栄養バランスも◎。
宅配食・自炊を週ごと/曜日ごとに使い分ける
家族の気分や曜日ごとに宅配食と自炊を使い分ける週スタイルを取るのも手です。
「週に3日は自炊、残りは宅配でラクする」など、家族の予定や疲れ具合に合わせて食事スタイルを切り替えるのも賢い選択。
たとえば、買い物に行かない日や外出後は宅配でゆったり。元気な日は冷蔵庫の食材で簡単調理。
私自身も、子どもが夏休みで毎日家にいる時期にヨシケイをお試ししました。


夏休みの暑い日に、防災館見学に1日行った帰り、玄関にヨシケイが届いているのを見て「これで今から寝かしつけまで余裕をもって過ごせる!」とほっとしたのが印象に残っています。
主菜は宅配食、汁物は自動調理鍋、ごはんのみ自炊
主菜:宅配食、汁物:自動調理鍋、ごはんのみ自炊の選択肢があります。
①例えば、ワタミの宅食ダイレクトで主菜はお任せ。


②みそ汁をホットクックにお任せ。


③ご飯は炊飯器で炊くだけ。


毎日のルーティーンを組んでしまえば、毎日の料理に悩むことも無くなります。
②の自動調理鍋は、購入初期費用はかかりますが、毎日の栄養バランスを考えた料理がグッとラクになりますよ。


ホットクックは「後の加熱は任せてね♪」「美味しくできますように♪」「加熱していますよ」と話しかけてくれます。
いつも1人で料理している私には可愛く心強く思えました。
私個人はおしゃれな外観とできあがりが一番上手なPanasonicのオートクッカービストロが気に入っています。




効率的な冷凍ストック/下味冷凍のテク
「いざという時のために冷凍庫をうまく使いたい」そんな60代の方におすすめなのが、下味冷凍や作り置きストック。
鶏肉や野菜を下味に漬けておくだけで、あとは焼くだけ・煮るだけのラクごはんに。


冷凍食品もうまく活用すれば、忙しい日や体調の悪い日も乗り切れます。
また、スーパーで売っているカット生野菜・味付け肉を利用するともっと楽です。


「ご飯作りたくない」60代の食事で補いたいプラスアルファ


60代からの健康維持には、日々の食事がとても大切です。若い頃と同じ食生活では、気づかないうちに栄養が偏ってしまうことも。
しかし、「毎日きっちり」と気負う必要はないかな、と思っています。大切なのは、無理なく続けられる賢い工夫を取り入れること。
本ブログの情報で、少しでも「ご飯作りたくない」という気持ちが楽になれば幸いです。
高たんぱく・低塩分・たっぷり野菜で栄養素を補う
60代は筋力維持に欠かせないたんぱく質、高血圧予防のための減塩、腸内環境を整える野菜や食物繊維など、特に意識したい栄養素が多くなります。
毎食すべてを完璧に整えるのは大変なので、「たんぱく質入りの味噌汁」「減塩調味料の活用」など手軽な工夫がおすすめです。
具体的なメニューとしては、スープやみそ汁がおすすめ。
今売れている「ちょっと高価な出汁」を使って、スープやみそ汁に卵や豆腐、豚肉などを入れると減塩しながらいつもとは違うワンランク上の汁物ができて満足度が上がります。




サプリや発酵食品の上手な取り入れ方
普段の食事で不足しがちな栄養素は、サプリメントで上手に補うのも一つの手です。
例えば、骨の健康を保つビタミンDや、腸内環境を整える乳酸菌など、ご自身の体調に合わせて選びましょう。
また、納豆や味噌、ヨーグルトといった発酵食品は、腸を元気にしてくれる強い味方。
毎日の食卓に意識的に取り入れることで、体の内側から健康をサポートできます。無理なく「美味しく」続けることが大切ですよ。


宅配食&自動調理鍋のタッグで自炊を極力減らしてみる
自分自身で「ご飯を作りたくない」という気持ちを受け止めて、自分を守る環境を作ってあげる勇気も大事です。
宅配食の利用と、自動調理鍋を併用すると、一から十まで自炊することはほぼ無くなるはず。
たとえばおかずだけ宅配食にする、副菜だけ自動調理鍋で作るなどです。
便利を頼ったご飯作りのルーティーンができると気持ちも体もラクになります。




60代でも「作らず」「買わず」の合わせ技でベストな選択を


毎日のご飯作りや栄養管理、不安になることってありますよね。
でも、できることから少しずつで大丈夫。
本ブログでは、暮らしに寄り添った宅配食や時短家電レビューなど、わかりやすく紹介しています。
無理せず「おいしく・元気に」過ごすヒント、ぜひのぞいてみてくださいね。





