せっかくご飯を作ったのに食べてもらえなかった…。
そんな悲しい経験のある主婦の方は多いのではないでしょうか。
「なぜ食べないのか?」と聞いて「仕事が忙しく疲れている」とは言われても、その心理が気になりますよね。
今回は、旦那がご飯を食べない心理や対処法についてお伝えします。

- 小学生2人がいる4人家族
- 共働き5年→専業主婦5年の結婚10年目主婦
- 保育園栄養士の経験あり
- 管理栄養士の資格あり
- 食べるの大好き♪元料理好き
- 突然ご飯作りがイヤになっている最中
ぜひ参考にして下さい。
まずはじめに

ネットで「旦那がご飯を食べない心理」と検索すると、いろんな情報が出てきます。
「え、それって本当?」「いくらなんでも毎日はないのでは?」そんな気持ちになる書き込みもあったりします。
そのため、今回は本当にリアルに「ご飯を食べない旦那の心理」を伝えるために、
- 私の周辺にいる男性(父親、弟、夫の上司)の例
- 匿名で世間の夫にアンケートを実施しその結果
として、現実に存在する現実の人の意見をまとめました。
本記事では、普段から家で妻の作った料理を食べている旦那が「ご飯を食べない」心理と対処法についてお伝えします。
旦那がご飯を食べない…何でイライラする?

旦那側としては「ご飯を食べないだけでなぜそんなにイライラするの?」と思いますよね。
ご飯を食べないのに妻がイライラしてしまう理由を解説します。
計画がすべてパーになる
主婦は決められた食費内で買いものをし、1週間もしくは数日ぶんの献立を考えて料理しています。
なんとなーくあるもので好きな献立を作っていたら、食費は計画性のあるものより高くつきます。
もしくは栄養がない食事になります。
そのため、食費を管理している人ほど、毎日計画性のあるご飯を作ります。
しっかりした妻ほど、その1食は家族のために栄養・食費が事前に計算されて作られたものである可能性が高いです。
それが簡単に「食べない」ことで残飯となると妻は残念な気持ちになります。

だったら、食べない分の食費が浮いたのに。
食べなかった1食の労力がムダになる
献立作成→食材購入→食材カット→調理→盛り付け
この作業一連が、ご飯を食べないことでムダになります。
その食べなかった一食は次の日に食べればいいじゃん、と意見がありますが次の日はもう食材用意してあるんですよね、主婦は。
その食べなかった一食は、次の日に回ると時間も経っていて美味しくなくなります。
次の日食べればいいじゃん、と思うかもしれませんが次の日ランチが妻の月一のお楽しみランチ会だったら?
最低限の食費で栄養を考えて効率的に料理をする妻は計画性を持っているので、食べなかったことでムダな労力と食材が生まれてしまったことに失望します。
自分の作った料理に自信をなくす
夫が作った料理を食べなかったことで、妻は料理の腕に自信を無くします。
「好みの献立じゃなかったかな」「味付けがヘタだったかな」「夫の胃袋を満たせてないわ」「TPOに合わせた食事を出せない自分は能力不足」
など、自分の家事能力に対する自信を失い自分を責めます。
結果、日常の料理がより苦痛になったり夫婦のコミュニケーションが滞ったりと妻には悪循環しかありません。



料理はさまざまな労力がかかる家事ですからね。
旦那がご飯を食べない…どんな状況?


「旦那がご飯を食べない」って一般的にどんな状況でしょうか。
私の弟、父親、そして今回実施したアンケートを元にまとめました。
そもそも外食が好き(実弟)
私は社会人になってから、上京し家賃節約のために弟と住んでいたことがあります(お互い社会人)。
家賃を少なめに出す代わりに私は食費を出し、なるべくご飯を作るという分担をしていました。
しかし、私がご飯を作っても外食してくるから要らないと言われることが多々ありました。
食べる時もあったので、口に合わなかったわけではないと思います。
しかし、思い返すと昔から外食が好きだった弟。カップめんも好きでした。
そもそも外食が好きで家にご飯があると分かっていても、外食して来ちゃう人もいるんだと思います。
昔の習慣?昭和のサラリーマン感覚の人(夫の上司)
夫の会社の上司は毎日夕飯を家で食べないそうです。
理由は分かりません。毎日部下を夕飯(外食)に誘うそうです。
50台後半くらいのご年齢だそうで、昔の昭和時代から「ガッツリ残業して夕飯は外で食べる」というサラリーマン生活が染みついている?方もいるのかもしれません。
家で作ってもらえないのでしょうか。勝手な心配をしてしまいます。
お酒を飲み過ぎてしまう(実父)
私の父親は、毎日お酒を飲んでベロベロになっていました。
母親のご飯を、シラフの時は食べますが毎晩ベロベロに酔っぱらった時はご飯を食べません。
母親は「あ!!また食べないで寝ちゃった!」と怒っていたのをよく見ていました。
↓《ここからはアンケートを実施して、回答いただいたものをご紹介します》↓
いつ作ったものかわからない
普段は妻の料理をありがたく食べているものの、
食卓に出された料理が「いつ作られたものか分からなかった」ということで、食べなかったという方がいました。
夏場にテーブルに置きっぱなしだったり、作りおきが多いご家庭だと、食材の痛みに気付きにくくなっているかもしれないですね。
こういった状況だと夫がご飯を食べない原因が生まれやすくなりそうです。
好みのものではなかった
単純に出されたご飯が好みのものではなかったというもの。
わがままに聞こえますが、他にも複数の要因が絡み合って食べなかったとのことでした。
出された鶏むね肉の鶏ハムが苦手だったので、子どもの皿にいれたらバレて妻に怒られたという方もいました。
急な飲み会が入った
これは「旦那がご飯を食べない」状況としてあるあるではないでしょうか。
アンケートに回答してくれた方は、仕事の失敗で上司と遅くまで飲んで帰宅し、妻がご飯を作ってくれていたが食べられなかったとのこと。
しょうがないことではありますが、直前でも「飲み会になったからご飯要らない」と言ってくれると妻としては助かりますよね。
歯が痛かった
朝から歯医者に行って親知らずを抜き、お腹はかなり空いていたが歯が痛くて固い肉料理を食べれる状況じゃなかった。
という方もいました。
病院の処置により、思ったよりもダメージを受けてしまうこともありますよね。
まあ仕方ないか…。
体調不良
お腹の調子がよくなく、食べる気力もない状態だったので食べる意欲もなかったからというもの。
こちらも、コントロールできないことなので仕方ないです。
仕事のストレス
仕事が忙しく、帰宅が遅くなり食欲がなくなってしまったという例。
夜遅くになっても、お腹は空いていたら食べるのではないでしょうか。
だとしたら、仕事のストレスでご飯を食べられなかった可能性が高そうです。
妻が料理経験なし
結婚当初、家事をやったことのない妻が炊いたご飯がヌカ臭すぎて食べられなかったとのこと。
食べられない理由を言ったら、奥さんも理解してくれたようです。
個人的に「旦那がご飯を食べない」理由として納得できるものに思いました。
妻が劇的に料理が苦手
明らかに見た目がおかしく、臭いも微妙だったので、一口食べて終了しましたと言うご意見。
妻に「逆に食べてみて?」とリクエストして、丸く収まったとのこと。
個人的に、妻の「料理経験なし」「料理が苦手」というのは旦那がご飯を食べないという大きな引き金のように思います
ケンカをし食べる気になれなかった
妻とケンカをした日に、一応作ってはくれたが食べたいという気にならず食べなかった時があったとのこと。
また、その逆もあったそうです。
これも「旦那がご飯を食べない」あるあるな気がします。
旦那がご飯を食べない心理6つとは?


旦那が「ご飯を食べない」状況については理解できてきました。
次に、アンケートにて「ご飯を食べなかったことがある旦那さん」が、妻の料理に対して言えてないことについても聞いてみました。
ここに、ご飯を食べない心理が隠れているのではないでしょうか。
嫌いなものもたまには作ってほしい
いつも美味しい料理をありがとうと言えてないそうです。
ただ自分の嫌いなものもたまには作って欲しい、とたまに思う。とのことでした。
レトルト、インスタント、惣菜も使って欲しい
煮物やおでんなど和食で苦手なものがたまに出るが基本的にはありがたく食べているそうです。
作ってくれていることにはとても感謝してますが、たまにはレトルトやインスタント、惣菜を多用しても良いのにと思う時があるんだとか。
妻の労力をねぎらってなのか、たまには旦那さんがレトルトやインスタント、惣菜を食べたいのか…。
私の弟のように、外食が好きな人もいるかもしれませんね。
ご飯を簡単なもので済ませたい時もある
いつもは美味しいものを作ってくれて感謝しているとのこと。
ただ、仕事で遅くなる日や疲れている日は正直なところ、簡単なもので済ませたいという日もあるそうです。
仕事の疲れやストレスでご飯を食べられない、という状況を何とかしてあげたいと妻も思うでしょう。
味が濃すぎる/薄すぎる
妻の料理はとても美味しいけれど、ときどき味が濃すぎるのでもう少し薄味にしてほしいと思うことがあるとのこと。
昔は結構ダメだししていたの、今更直接は言えない、昔と比べて美味しくなったがやはり奥さんと食の好みは少し違うかなと思うんだとか。
旦那さんは濃い味が好きだけど、妻の方は薄味が好きなので旦那さんに寄せているという状況のようです。
料理に慣れていない
台所に不慣れなところがあり、食事がすべてそろうまでに料理が冷めてしまう。
味付けは塩味がきつく、炒めものや煮物は火をとおすのが足りずに野菜が硬いときもある。
との旦那さんからのお言葉がありました。



旦那さんのお母さまが料理が上手いと比較されるのかも。
料理がヘタなことをあきらめている
妻が料理がヘタなことを諦めている、という人もいました。
- 妻の料理はかなり不味い。
- 変な風に張り切って、手の込んだ料理を作ると余計に大事になるので、イベント時は刺激しないように注意している。
- 2,3品の得意料理は普通に美味しい。しかしその他の料理は食べられない。
- 本人も認めているので、とくにもめることはない。
旦那さんの料理が趣味で、妻には何も期待していないので逆に上手くいっていますとのことでした



いろんなご夫婦がいらっしゃる。
アンケート所感
みなさん「妻の料理に対して言えてないこと」について、
- 「大変感謝している」
- 「いつも美味しい料理を作ってくれている」
- 「自分の健康は妻の料理で作られている」
とまずは全員の方が最初に書かれていました。
旦那さんたちは、私たちが作る料理について日々感謝してくれているんですね。
そのことを、この記事を読んでいる妻に伝えたいと思いました。
そして、料理についてもっと夫婦でコミュニケーションを取ったらより満足の行く食卓に近づくのかなという印象を持ちました。
また、会社の勉強会や急な飲み会でご飯が要らなくなった時は、連絡が欲しいですね(笑)
わが家の夫は食べることが好きなので「旦那がご飯を食べない」という状況が少ないですが、普段の料理についていろいろ聞いてみようと思えたアンケートでした。



アンケートに答えてくれた旦那さんに感謝!
旦那がご飯を食べない時の対処法6選


旦那がご飯を食べない時の対処法を考えました。
「旦那がご飯を食べない」を解消するためには、現状を変えないといけないかもしれません。
旦那が食べたいものを事前に聞いておく
普段の料理を旦那の好みに合わせると、ご飯を食べないことが減ると予想されます。
「食べたいもの」ってその時の気分・状況・年代によっても変わるもの。
頻繁に旦那さんとコミュニケーションを取って、好きな料理にフィックスしましょう♪
旦那の分は用意しないor少なめにする
あらかじめ、残業で遅くなりそうなど予定が分かれば旦那さんの分は作らない・少なめにしておくのも手です。
みそ汁だけ用意しておいて、帰って来てお腹が空いていたら魚だけ焼くなど工夫して「せっかく用意したのに食べなかった。」
というのを防ぎましょう。
旦那に好きなものをつくってもらう
味の好みが違う、気に入らないものは食べないという場合、旦那さんに作ってもらうのはどうでしょうか。
平日は無理でも休日に「食べたいもの」を作ってもらうことで、味付けの好みがつかめるでしょう。
私も「何か作ろうか?」夫に言われたときは作ってもらいます。
「こんなシンプルな味付けでいいんだ」と気付くこともあります。
また、旦那は「これを毎日毎食やってるのは大変だよなあ」とボヤいていました。
料理の大変さを分かってくれる、という意味でも作ってもらう事をおすすめします。
料理を外注する
ご飯を作っても食べてもらえない、というのは経験したことがある人にしか分からない気持ちですよね。
「味の好みが合わない」「料理が苦手」ならば、話し合って予算内で料理を外注するのもいいかもしれません。
味の好みは簡単に変えられませんし、料理をうまくなろう!と決意しても上手くなるまでに時間がかかってしまいます。
料理教室に通えば、お金もかかっていまいます。
自宅に届くミールキットは味付けも決まっており、管理栄養士が監修しているものも多く、栄養面でも安心です。
買い物へ行く時間を短縮することもできますよ。
ミールキットはヨシケイ、冷蔵で届く出来立てが届く【つくりおき.jp】が私のおすすめです。
自動調理鍋を導入する
最近、お試しして良かったのが自動調理鍋の「オートクッカ―」です。


確実に料理がラクになりますし、レシピがあるので味付けもバッチリです。
材料を入れてスイッチを押すだけでみそ汁やきんぴらごぼう、おかずが作れて保温もできます。
「料理の労力」が減るので旦那が食べなくてもイライラせずにいられます。
サブスクもあるのでお試しもできます。


\ホットクックは万能感があります/


ひどい時は行政に相談する
「旦那がご飯を食べない」だけではなく、無視する、ひどい言葉を投げかけるなどの行為がある場合、暴力でなくても心理的DVに当たる可能性があるそうです。
行政や市に相談窓口があるので、まずは相談することをおすすめします。
本気で悩んでいるなら、外注してみるのもおすすめ
今回は「旦那がご飯を食べない」に対しての心理や対処法についてお伝えしました。
一生懸命作った料理を食べてくれないのは、本当に悲しいですよね。
今日お伝えした内容の中に心当たりがあって、解決できればいいのですが…。
本当に悩んでいるなら料理を外注してみることもおすすめします。
お試しであれば安価で済むこともありますし、一時的に外注することで私のようにまた料理をがんばろうと思えるかもしれません♪
今回の記事が少しでも「旦那がご飯を食べない」の突破口になれば幸いです。



